top of page
おすすめコンテンツ

【歌ってみたmix】Softube 『Weiss Deess』(ディエッサー)

歯擦音(サ行などを発音するときに出る耳障りな音)を抑えようとすると、声まで削れてしまう。そんな経験をしたことはないでしょうか。


数多くのディエッサーを試しましたが、Softube の Weiss Deess ほど自然に歯擦音を抑えることができるディエッサーにはまだ出会っていません。



  1. Weiss Deess とは

スウェーデンのSoftubeが開発したディエッサープラグインで、マスタリングスタジオで定評のある機材、Weiss DS1-MK3のアルゴリズムを移植しています。そのため、世界中のトップエンジニアが使用するハードウェアの音をプラグインで体験できます。

DS1-MK3 はコンプレッサー / リミッター / ディエッサーを兼ねた多機能プロセッサーですが、Weiss Deess はそこからディエッサーに必要な機能だけを取り出し、より扱いやすく再設計したプラグインです。


WEISS DEESSのデジタルマスタリングプラグイン画面。波形グラフに赤いエリア強調、コントロールノブやボタンが配置。


  1. 主な特徴とパラメーター

    2バンド構成

    Low Band と High Band の独立した2バンドを搭載。ほとんどのディエッサーは1バンドですが、Weiss Deess は2つの帯域を同時に処理できます。各バンドで以下の4つのパラメーターを個別に設定します。


    白い背景に2つの同じデザインのパネルが並び、左に黒のノブと色付きのLEDがあり、緑、黄、赤で表示。テキスト「threshold」「on」「solo」「monitor」。

    Threshold(スレッショルド) 

    ゲインリダクションがかかり始めるレベル。入力信号がこの値を超えると歯擦音の抑制が始まる。

    Frequency(フリークエンシー) 

    フィルターの中心周波数。歯擦音が集中している帯域に合わせる。

    Range(レンジ) 

    ゲインリダクションの最大量。どこまで深く抑えるかの上限。

    Width(ウィズ) 

    フィルターの帯域幅。狭くすればピンポイントに、広くすれば周辺も含めて処理できる。

    この4つはメイン画面のディスプレイ上で直接ドラッグ操作できます。

    赤いグラフは音声波形を示し、7455 Hzで-60 dBのスレッショルドと20 dBの範囲。バックグラウンドは白で文字あり。

    3種類のフィルタータイプ

    Band Pass / Notch / High Pass から選択可能(High Pass は High Band のみ)。素材に応じて最適なフィルターを使い分けられます。

    白い背景に3つの緑色のボタン。右のボタンは点灯中。各ボタンの上に異なる記号が描かれている。

    スペクトラムアナライザー(FFTディスプレイ)

    歯擦音の周波数と強さをリアルタイムで視覚的に確認できます。

    黒い線で示されたグラフが白い背景に描かれ、赤い線と影付き領域がポイントを強調しています。数値は左側に表示されています。

    詳細パラメータ

    メイン画面はシンプルですが、サイドメニューに Attack / Release / Ratio / Soft-knee / Gain Makeup など細かい設定が隠れています。

    デジタルマスタリング用プラグイン画面。WEISS DEESSロゴ、設定メニュー、フィルタ設定、制御ノブとLEDが表示。


  1. おすすめの設定方法

    ① プリセット「Vocals 2-band Control」を選択

    2バンドのボーカル用セッティングが読み込まれます。こちらのプリセットから調整するのがおすすめです。

    白い背景に赤いグリッド線が描かれたデエッサープラグイン画面。上に「WEISS DEESS」と書かれ、下部にノブとボタンが配置。

    ② アナライザーで歯擦音の周波数を確認

    スペクトラムアナライザーから歯擦音が発生している周波数を確認します。「s(ス)」の音は 7kHz 付近、「ch(チ)」「sh(シュ)」は 4kHz 付近に出ることが多いです。


    ③ Low BandとHigh BandのThreshold を調整

    歯擦音が鳴ったときだけゲインリダクションメーターが反応する程度に設定します。


    ④ 必要に応じて Frequency / Width / Rangeを調整

    プリセットの設定がボーカル素材と合わない場合には調整が必要です。


  1. おすすめポイント

    他のどのディエッサーよりも自然

    他のディエッサーは強めにかけると音がガクッと引っ込む違和感が出がちですが、Weiss Deess は強めにかけても自然な処理が可能です。

    おそらくDS1-MK3 譲りのアルゴリズムの恩恵だと思います。設定が多少ラフでもちゃんと機能してくれるので、初心者にも安心しておすすめできます。


    視認性・操作性が抜群

    スペクトラムアナライザーで、歯擦音がどこに・どの程度出ているかが一目でわかります。最終判断は耳でする必要がありますが、有力な手がかりになります。メイン画面上でのドラッグ操作も直感的で、操作性も抜群です。


    2バンドで異なる歯擦音を同時に処理

    歯擦音は 4000Hz 以上に幅広く出たり、8000Hz 付近に鋭く出たりと、同じ人でも出方が異なります。1バンドのディエッサーではどちらか片方にしか対応できませんが、Weiss Deess なら1つのプラグインで両方カバーできます。


    マスタリングでも使える

    もともとマスタリング用ハードウェアのアルゴリズムなので、マスタリングでも透明感を保ったまま処理できます。歯擦音に限らず、耳につく高域全般に有効です。


  1. まとめ

Weiss Deess は「自然さ」「視認性・操作性」「2バンド」「マスタリング対応」と、これ一台でディエッサーの悩みがほとんど解決するプラグインです。


定価は35,000円前後と一見高く感じますが、セール時には12,000円前後まで下がります。歯擦音の処理はほぼすべてのボーカルミックスで必要な工程なので、セールのタイミングを狙えばかなりお得に手に入ります。


当Xアカウントでは歌ってみたのmixに役立つセール情報を随時発信しています。Weiss Deess のセール情報も発信しますので、ぜひフォローしてチェックしてください。






 
 
 

コメント


bottom of page