今回紹介するプラグインはSonnoxの最新ボーカル用エフェクト「Voca」です。
このプラグインは、ボーカル処理に必要な自動オートメーション・コンプ・サチュレーション・ディエッサーの4種類の機能が1つになったプラグインです。
設定項目が少なく、簡単な操作で、素早く高品質なボーカル処理することが出来るため、歌ってみたのmixにこれから挑戦したい方にもオススメです。
ここでは、各設項目について説明するとともに、公式マニュアルがとても参考になったので、その内容も補足して紹介します。
設定項目
・Input
入力する音量をここで設定します。基本的に、AutoはON、OptimiseはOFFで大丈夫です。AutoをONにしておくと自動オートメーション機能が働き、音量を均一化してくれます。
・Output
出力する音量をここで設定します。Vocaで一通りの設定を行ったあとに、音量が小さかったり大きかったりした場合はここを調整します。
・Compression
VocaのCompressionはアタックタイムの早いコンプ(1176タイプ)と遅いコンプ(LA-2Aタイプ)の二種類から成り立っています。
STABILISE:数値を上げると1176とLA-2Aの両方のコンプのかかりが強くなります。
SQUISH:数値を上げると1176のコンプがより強くかかり、数値を下げるとLA-2Aのコンプがより強くかかります。
【補足】1176が先、LA-2Aが後にかかるようになっています。Sonnoxの考え方ではこの順序を推奨しているみたいです。
・Saturation
SATURATE:サチュレーションの強度を調整します。
FOCUS:数値を下げると柔らかく馴染む音に、数値を上げると明るく抜けの良いになります。
・Soften
歯擦音など耳障りな音を自動的に和らげてくれます。Thresholdや周波数設定がないので扱いやすいですが、強くかけすぎると音がこもってしまうので注意です。
まとめ
ボーカル処理は非常に複雑でいくつもの処理を重ね合わせて行う必要がありますが、Vocaを利用することで非常にシンプルに処理をすることが出来ます。これだけシンプルかつ洗練されたボーカル処理用プラグインは他にはないと思うので、是非お試し下さい。
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